中国語を勉強している人なら、中国語検定やHSKを受験したことがある・しようと考えている人は多いのではないでしょうか。
最近は就職活動などの際にも、中国と関係のある企業がこれらの資格を求めることも少なくありません。
中国語検定やHSKって何級から就職の履歴書に書けるの?
HSKの正式名称は何だったっけ?
何年も前に取得したけど書いても良いの?
と、気になる人も多いのではないでしょうか。
今回はその中国語検定とHSKを履歴書に書く際の書き方とそれぞれの有効期限について紹介していきます。
中国語検定の履歴書への書き方は?
ここでは中国語検定とHSKそれぞれを履歴書に書く際の級の目安や注意事項などについて紹介していきます。
中国語検定の履歴書への書き方
まず中国語検定とは、日本で実施されている中国語能力試験です。以下では中国語検定の履歴書への書き方について説明していきます
中国語検定の正式名称の書き方
中国語検定はよく「中検」と省略されますが、正式名称は「中国語検定」です。
履歴書への書き方は「○○年 ◯月 ◯日 中国語検定 ◯級 取得」と書くようにしましょう。
ついつい「中検」と書かないように注意していくださいね。^^
中国語検定は何級から履歴書に書ける?
就職活動の際、中国語検定を履歴書の資格欄に書く際は、2級以上が望ましいとされています。なぜなら一般的に実務で使用できるレベルが2級以上からとされており、ビジネスレベルでのコミュニケーションなどが可能であるのが2級以上からと判断されることが多いからです。
でも、2級以下の場合でも、書いてはいけないということではありません。2級以上というのはあくまで目安であって、3級や4級でも企業側が要件がなければ履歴書に書いても良いでしょう。
日本人にとって中国語学習は英語よりもハードルが高いものです。
「中国語学習経験や興味がある」というだけでも、企業側から歓迎されることもあるようなので、迷っているなら積極的に履歴書にあなたの中国語学習経験を書くことをお勧めします。^^
HSKの履歴書への書き方や正式名称は?何級から書けるの?
HSKとは、漢字では漢語水平考試と書きます。全世界共通で実施されている中国語能力試験です。以下でHSKを履歴書に書く際に気を付けることについて説明していきます。
HSKの正式名称は?履歴書への書き方は?
上にもある通り、HSKの正式名称は「HSK 漢語水平考試」となります。
近年HSKは日本国内でも全国各地で普及し、よく知られるようになりました。でもやっぱり中国語を勉強したことが無い人にとっては「何の試験なのか」「1級と6級どちらのレベルが高いのか」わからないという人もまだまだ多いかもしれません。
履歴書に書く際は、下のようにしっかり正式名称で書くようにしましょう。
「○○年 ◯月 ◯日 HSK漢語水平考試 ◯級 取得(○○○点)」
5級、6級の場合は、現在スコア制になっているので、「取得」や「合格」ではなく、◯◯◯点とスコアを書くようにしなくちゃいけないですね。
中国語を必要とする企業なら「漢語水平考試」と書いても理解できるでしょう。
中国語とは無縁の企業や特に募集要項に中国語が無い場合などは、「中国語試験」とわかりやすくカッコ書きで付け加えるとわかりやすいと思います。
HSKは何級から履歴書に書ける?
一般的にHSKが履歴書にかける級は4級以上が望ましいとされています。特に最近はこのHSKを導入している企業も増えているようで、即戦力の人材を求めている場合にはHSK5級以上としている企業が多く見られます。
最近のHSKでは、5級以上は合否ではなく、スコア表示のみなので、「◯級」と書いた横に得点も書くようにしましょう。
HSK4級以下の場合は履歴書に書けない?
中国語検定の方でも説明したとおり、特別に条件が設定されていなければ持っている資格を書く方が有利と言えるでしょう。中国語が話せる人材を求めている企業はもちろんですが、そうでない企業の場合でも、自分がどんなことを勉強しているか知ってもらうことはとても重要です。
取得している級がHSK4級以下のレベルでも、履歴書に書けば優位に働くことも考えられます。
英検なら「4級は中学生のレベル…」となってしまいますが、中国語なら企業側の関心を引く場合もあります。
これも中国語ならではですね。

中国語は英語に比べて勉強している人口が少ない分、とても有利な資格なんですね。
中国語検定とHSKを履歴書に書くときの有効期限はいつまで?
以下では中国語検定とHSKを履歴書に書くときの有効期限について紹介していきます
中国語検定の有効期限はいつまで?
中国語検定には能力保証期間というものがあり、各級の能力保証期間はそれぞれ以下のようになっています。
- 準4級・4級・3級・・・2年
- 2級・準1級・1級・・・5年
しかしこの年数も中国語検定を実施する団体が能力を保証している期間というだけで、この期間を過ぎたからといって履歴書にかけないわけではありません。
上記の期限が過ぎていても履歴書に書くのがおすすめです。履歴書に取得した日付を記載すると、相手にとってもわかりやすいですね。
ただ、今は全く中国語を勉強しておらず、今は全く話せなかったり、話せるようになるつもりも無い場合などは、相手に失礼にもなりますし、トラブルにもなりかねません。
自分の現状も踏まえて、履歴書に書くようにしましょう。
HSKの有効期限はいつまで?
HSKの有効期限は受験日から起算して2年となっています。ただこちらも中国語検定と同じように2年を過ぎたら履歴書に書いてはいけないということではありませんので、取得した日付を横に添えて書くようにしましょう。(中国の大学に外国人留学生が入学する際の証明としてはこの期限を守る必要があります)
中国語検定とHSKの履歴書への書き方まとめ
中国語検定もHSKも履歴書に書く際のある程度の目安や有効期限があります。もちろん履歴書を作成するときにその級を持っていて、設定されている有効期限内であれば一番良いですが、もしそうでない場合でも、自身が取得した資格とその時期を書いておけば努力をしたことを示すことはできると思うので、是非書くようにしてください。
また、履歴書に書く際は、
- 「中国語検定 級 取得」
- 「HSK漢語水平考試 級取得(5/6級はスコアも記載)」
と、丁寧に書くようにしましょう。
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